ハッサン・バイエフを呼ぶ会
Committee for Invitation of Dr. Khassan BAIEV

共同代表: 林 克明(フリージャーナリスト)・岡田 一男(映像作家)
連絡先: 112−0001 東京都文京区白山2−31−2−101 岡田一男気付

baiev@zau.att.ne.jp http://tokyocinema.net/baiev.htm http://www.tci.sakura.ne.jp/baiev.htm
#2-101, 31 Hakusan-2, Tokyo-112-0001 JAPAN,
phn:+813-4500-8535 fax:+813-3811-4576, baiev@zau.att.ne.jp

ハッサン・バイエフ医師2006年の訪日は成功裏に終了しました。
(2006年12月11日版)
 
photo by SHU Kaori
 
11/16記者会見場でのバイエフ博士 写真をクリックするともっと写真を見られます。

11/18講道館での稽古風景 
11/28講演会風景
11/29送別会風景
「ハッサン・バイエフを呼ぶ会」は、本年11月後半の2週間、『誓い 〜チェチェンの戦火を
生きたひとりの医師の物語〜』
 (邦訳=アスペクト刊)の著者、ハッサン・バイエフ医師
(1963年4月4日生まれ)を日本に招き、日本各地で講演と交流を行いました。
バイエフ医師の訪日は、これが初めて。バイエフ医師は、色々な側面から世に知られ
ています。ひとつは、高名な外科医としての側面です。彼はもともと南シベリアのクラスノ
ヤルスク医科大学に学んだ優秀な美容整形医でしたが、第2次世界大戦後、ヨーロッパで
起こった最も悲惨、かつ過酷な戦乱であるチェチェン戦争下の戦場医師として、助けを
求める患者を差別してはならないとする医学の祖ヒポクラテスの「誓い」を守り抜いて、敵・
味方を超えた治療を施しました。このためロシアとチェチェン双方の過激分子から命を
狙われ、アメリカへの亡命を余儀なくされました。東京、京都、弘前、横浜、広島、長崎での
講演会では、彼の波瀾万丈の実体験、彼が見ている最新のチェチェン情報が語られました。


バイエフ医師が4月に交付申請した米国国土安全保障省が米国滞在中の亡命者に発行
する旅行証書(UTD)発給が遅れたため、7月14日-27日に予定された招聘は実現できませ
んでした。各地で講演会を予定して下さった関係者の皆様、期待して下さった皆様に
多大なご迷惑をおかけいたしました。その後、ワシントンで7月8日づけで発行された
UTDがバイエフ医師の手許に7月24日づけで送付され、在ボストン日本総領事館は、
それにもとづいて、速やかに日本への一時訪問査証を発給してくれました。最近の情報
では、グリーン・カードも支給され、バイエフ医師の米国内外での活動が完全に保証
されました。
ハッサン・バイエフ医師は11月16日、無事東京に到着し、記者会見、各地
の講演会、柔道、医療関係者との交流を行って、11月30日、米国に戻りました。バイ
エフ招聘を支えて下さったみなさん、後援団体、マスコミの関係者に深甚な感謝を捧げ
ます。

バイエフ医師講演会のスケジュール

11月16日(木) 午後 コンチネンタル航空機にてボストンより、ニューアーク経由で到着  
19:00-20:30 記者会見 参加者約20名
全水道会館小会議室 113-0033 文京区本郷1-4-1
 
交通:JR水道橋駅東口下車徒歩2分 
地図:http://www.tokyo-csw.org/comittee/kenshuu_2004_0610b.html
要登録:baiev@zau.att.ne.jp or 03-4500-8535(岡田)

17日にはバイエフさんは、午前中より、朝日新聞、週刊金曜日、時事通信の個別インタビューの他、
東京ジャーミーに金曜礼拝に行った後、水戸へ向かいました。


11月17日(金) 水戸 
チェチェンの戦火を生きたひとりの外科医 ハッサン・バイエフ講演会」
18:00開場 18:30開演 20:30終了予定 入場無料 参加者約50名
水戸市桜川2丁目1−2(ハングルアカデミー内) あむねす みと2F (水戸駅南口)
主催:アムネスティ・インターナショナル日本水戸グループ・つくばグループ
問いあわせ:0299-48-2695 (徐)

11月18日(土) 横浜(本郷台)
2006年度 地球市民ひろば・セミナー(第4回)
「戦場の医師ハッサン・バイエフ〜戦争・平和・人権〜」
講演抄録
13:30-16:00(13:00開場) 定員72名(※会場のスペースが拡大されました
事前申し込み制・先着順 参加費無料 参加者約120名
横浜市栄区小菅ヶ谷1−2−1 あーすぷらざ1F会議室
主催:神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:財団法人神奈川県国際交流協会)
地図:http://www.k-i-a.or.jp/plaza/top_map.html
交通:JR根岸線、本郷台駅改札出て左手すぐ
問いあわせ:045-896-2899

早朝、水戸から上野へ特急、東京から東海道線で大船へ。さらに根岸線で本郷台へ。あーす・
プラザで講演の前に「リンク・クラブ・ニューズレター」誌のインタビュー
もともと夏の写真展「世界
の戦場から」開会冒頭の関連企画として組まれた「あーす・ぷらざ」での講演会ですが、財団法人
神奈川県国際交流協会のスタッフの皆さんの熱い思いが、「地球市民ひろば・セミナー」の一環
として復活しました。最初は36名の定員から始まった企画ですが、参加希望者はどんどん膨らみ
遂に120名に。とても良い会になりました。講演のあとは、すぐに東京の講道館へ向かい、夕方の
稽古に参加。講道館国際部の柔道家たちと交流。筑波大付属高校の生徒さんたちから「八山」名
入りの柔道着を贈られました。加えてロシアの古い柔道仲間、イーゴリ・シカーリンさんと偶然にも
20年ぶりに再会。バイエフさんの永年の夢がかなって感激的な夕べとなりました。そのあと岡田宅
に移って、東京新聞「こちら特報部」の個別インタビュー。


11月19日(日) 札幌
「誓い―戦場のチェチェン人外科医ハッサン・バイエフ講演会」 参加者約60名
14:00-16:00(13:30開場) 札幌市民会館2階1号会議室 資料代500円 
主催:アムネスティ・インターナショナル日本札幌28・ノルテ・北広島グループ
地図:http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-bssbk/bunrec/sisetu/sa01/sa010046/map.html
交通:地下鉄大通駅徒歩3分  
問いあわせ:011-622-5453(高見)

札幌へは、ハッサン一人が飛びました。

11月21日(火) 長崎 参加者約70名
ハッサン・バイエフ講演会「チェチェンから長崎へ−戦火を生きた外科医の報告−」
18:00-20:30 長崎県教育文化会館 2階 大会議室 長崎市筑後町2−1
入場料:大人1000円 学生500円
主催:ハッサン・バイエフ講演会実行委員会(ワールドピースナウ・ナガサキ+個人)
問いあわせ:090-2519-2066(崎山)

20日にハッサンは一人、千歳-羽田-長崎と飛んで、通訳の高橋さんと合流。長崎講演に臨みました。

11月23日(木) 広島  参加者約45名
「チェチェンの戦火を生きた医師の声を聴く」ハッサン・バイエフ博士講演会
18:30から
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室C 入場カンパ: 1,000円
主催:アムネスティ・インターナショナル日本ひろしまグループ
地図:http://www.hitomachi.city.hiroshima.jp/m-plaza/
問いあわせ:090-3177-7336(野間)

22日、バイエフさんは、広島に移動して記者会見を済ますと、福岡にUターンして大相撲九州場所を
見学。グローズヌイの都市破壊を広島長崎に例えてきたバイエフさんにとっては、広島・長崎訪問は
とりわけ印象深いものでした。

11月25日(土) 京都  参加者第一部約50名 第二部約80名 延べ100名
同志社大学アッセンブリーアワー学生企画
ハッサン・バイエフ京都講演会
講演抄録
第1部16:00-17:30「ロシア・チェチェン戦争と子どもたち」
ビデオ「春になったら」「子どもの物語にあらず」上映とバイエフ医師の講演
第2部18:00-20:00「チェチェン人のイスラーム信仰とロシア・チェチェン戦争下での私の体験」
同志社大学今出川校地寒梅館地下A会議室 入場無料
主催:同志社大学バイエフ講演会実行委員会
地図:http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html
問いあわせ:マスコミ関係080-6119-4396(塩崎)一般:090-9869-8497(岩間) 080-5365-0672(栗林)

京都講演会は、今回の催しの中では特別なものでした

11月26日(日) 弘前  参加者約40名 
ハッサン・バイエフ講演会「チェチェンの医療危機と子どもたち 戦場外科医の報告」
14:00開場 14:30開会 16:30閉会 入場無料
弘前市民会館(管理棟)大会議室 弘前公園(弘前市大字下白銀町1番地6)
弘前駅またはイトーヨーカドーバスターミナルから約15分【市役所前公園入口】
地図:http://www.hi-it.net/~shiminkai/toi/toi.html
主催:ハッサン・バイエフを呼ぶ会+イムラン基金 協力:弘前大学国際医療研究会
問いあわせ:03-4500-8535 (岡田)



11月28日(火) 東京  参加者約300名 講演会風景(写真)
「戦場の医師ハッサン・バイエフ来日講演 -チェチェンの現在(いま)を語る-」
18:00開場 18:45開会 20:45終了 入場料1000円
場所:東京ウィメンズプラザホール
東京南青山(渋谷区神宮前5-53-67) 東京メトロ「表参道」(銀座線・半蔵門線・千代田線)から徒歩7分
地図:http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
主催:ハッサン・バイエフを呼ぶ会+チェチェン連絡会議
問いあわせ:03-4500-8535 (岡田)

この日も大変なハードスケジュール。朝は筑波大附属高校を訪問、男子生徒たちの柔道授業に参加し、
その後、女子生徒も加わっての対話集会。午後は筑波大付属盲学校を見学。さらに講道館の資料室を
見学。講道館の売店では、家族や柔道仲間へのお土産購入し、それをホテルに置いて、きちんとドレス
アップしていざ、講演会へ。講演会ではアスペクト(出版元)が用意した80冊が飛ぶように売れ、バイエフ
さんはサインに忙殺されました。既に買って持っている本を講演会に持参した人々もいましたから、何人に
サインをされたのやら。立ち見も含めて300人の方々が参加されました。

11月29日(水) 東京  参加者約45名 
「ハッサン・バイエフ医師 報告と送別の夕べ 日本縦断講演を終えて」  会合風景(写真)
18:00-20:30 会費:2000円
場所:文京区民センター3F会議室C
都営地下鉄大江戸線、三田線春日駅、東京メトロ南北線、丸ノ内線後楽園駅至近
地図:http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&nl=35/42/25.225&el=139/45/21.474&scl=10000&grp=all 
主催:ハッサン・バイエフを呼ぶ会+チェチェン連絡会議
問いあわせ:03-4500-8535 (岡田)

11月30日(木) 午後 成田を発ってアメリカへ戻りました。 


7月に来れなかったバイエフさんの日本のみなさまへのおわびメッセージです。

目標額には達しました。ひきつづきバイエフさんたちのICCC支援のため拠金を募ります。
バイエフ招聘資金の募金:郵便振替:00180-6-261048
チェチェン連絡会議の口座です。
通信欄にバイエフと明記して下さい。

 ハッサン・バイーエフ博士招聘活動企画書
  ●をクリックするとpdfファイル 企画書をクリックするとhtmlファイル

資料: かなり大量の資料があるのですが、確保しているウェブスペースに限界があって
独自ページ作成が困難です。リンク中心であることをお許し下さい。

 書評 「誓い 〜チェチェンの戦火を生きた一人の医師の物語〜」(邦訳=アスペクト刊) 林京子

 ハッサン・バイエフ博士とのQandA

 ハッサン・バイエフ博士のプロフィール

 英語で講演するハッサン・バイーエフ博士 WGBHアメリカ公共放送(ボストン) 動画配信

 米国ホロコースト・ミュージアム(英文)

 写真(英文)

 チェチェンの子ども達国際委員会(ICCC) の日本語サイトです。